“ICON” Advent Calendar 2014 #23
この記事は賞味期限切れです。(更新から1年が経過しています)
“ICON” Advent Calendar の23日目です。
保存アイコン
「保存」アイコンのモチーフには旧来より「フロッピーディスク」と呼ばれる記録媒体が用いられてきました。
フロッピーディスクは10年ぐらい前までは携帯できる記録媒体として活躍していましたが、 徐々にCD-RやDVD-R、USBメモリ等に取って代わられ、 現在ではクラウドにデータを保存するのが当たり前になっています。 これから生まれてくるユーザーは、このアイコンを見ても何なのか分からないかもしれませんね。
最も普及していたと思われる3.5インチ2HDのフロッピーディスクは1.6MBの容量を持ち、 Windows95は20枚ものフロッピーディスクを順番に入れてOSをインストールしたそうです。 (CD版のリリースもあったようですが) 類似のメディアでさらに大容量の物にZIPやMO等がありますが、こちらはもっと知られていないでしょう。
最近では時流に合わせて、クラウドのアイコンを使用される事が多く見られるようになりました。
ここで問題になるのが矢印の方向で、 「なにをどこに保存するのか」によって変わってきます。 多くのWebサービスでは画面で編集中の投稿等をインターネット上に保存するため、 実質的には「アップロード」という事になり、矢印は上向きになります。
逆に、インターネット上のデータをローカルに保存したい場合は「ダウンロード」なので矢印は下向きになりますが、 それはあくまで「ダウンロード」であって「保存」と表現する事はあまりないように思います。
また、クラウドアイコンを使用しないタイプもあります。
矩形や円形を記憶領域に見立てて、その中にデータを保存するイメージですね。 クラウドの雲のように常に上部に存在する物ではないので、場面によって上下反転しても使えそうです。
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