LESSTESTER のリニューアルと日本におけるLESS
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先日、LESS の 1.7.0 がリリースされたそうなので、勢いだけで LESSTESTER をリニューアルしてしまいました。
LESSTESTER リニューアル
LESSTESTER – Test Your LESS Code.
自前のライブラリの試験運用を兼ねてまっさらな状態から作りなおしました。 機能的にはそんなにかわりはないですが、いくつか変更点がございます。
- 英語にしちゃいました
- HELP はなくしました(オフィシャルのドキュメントを参考にしましょう)
- Vim にくわえて Emacs キーバインドを追加する事で宗教戦争を緩和する狙い
- localStorage で設定やら入力内容を保持するようにしています
こんなものをレガシーな環境で使う人はほとんどいらっしゃらないと思うので、 そこらへんは切って制作しています。
英語にした理由は、アクセスのほとんどが英語圏からの物である為と、複数言語対応にする程の内容がないからです。 以前どこかの記事で紹介された際に「英語サイト」と書かれたりしていたぐらいなのでさして影響もないでしょう。
日本と海外におけるLESS
LESSTESTER への日本からの訪問者はあまり多くはありません。 そもそもただのテスターなので分母自体も少ない上に、英語圏の広さに対する日本の狭さもあるわけですが、 アクセスを言語・地域で調べてみるとこのような感じになりました。
言語別(上位5)
- 英語 : 57.23%
- ロシア語 : 4.98%
- フランス語 : 4.27%
- 日本語 : 4.16%
- ポルトガル語 : 3.18%
地域別(上位5)
- アメリカ : 13.11%
- インド : 11.09%
- イギリス : 5.99%
- 日本 : 5.24%
- カナダ : 5.17%
また、先日 LESSTESTER を辿ってUKからメールでお問い合わせを頂きました。(LESSはあまり関係のない用件でしたが) そこで話をする限り、どうやら日本と英語圏で LESS の普及率や人気は結構違うという印象を受けました。
昨今の日本では Sass が人気ですね。書籍も出ていてブログ記事にも頻繁に取り上げられ、勉強会のテーマにもなっています。 対して LESS はどうかというと、言及する人自体自分以外に周りにほとんど見かけません。 しかし海外の投稿などを拝見すると、Sassに負けじとしっかり紹介されていて、Twitter Bootstrap ではベースとして採用されていたりします。
なんとなく一昔前の Movable Type と WordPress を思い出す現象ですね。 現在のWordPressほどに台頭してくるとまでは考えていませんが、 将来的に LESS の普及率が上がる余地はきっとまだあるでしょう。
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