LESSをJavaScriptで実現する 「LESS.js」
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現在のLessはRubyではなくJavaScriptベースを基本として開発されています。
LESS – Leaner CSS
LESSというのはCSSをより便利でスマートな記法に拡張する為のRubyプロジェクトですが、
そのJavaScript版が開発されている模様です。
LESSってなぁに
LESS – Leaner CSS
まずはLESSについて軽くメモ。
LESSはCSSに様々な機能を提供する為のプロジェクトです。
変数を扱ったり、関数のような記述をしたり、プロパティ内で計算したり…
さらには、無駄のないように最適化を施してくれます。なんという愛。
Ruby版の詳しい導入方法と記法は別記事を見ていただくとして、これは便利ですね。
重複した記述をしなくて済むようになりますし、
スタイルを一元管理し易くなります。
ネストする記法も直感的で大変分かりやすいです。
JavaScriptで動くLESS
そんなLESSをJavaScriptで動かす為のプロジェクトがこちらです。
lesscss – Project Hosting on Google Code
上記のリンクよりdownloadへ進んでスクリプトを取得しましょう。
簡単な使い方。
まずスタイルシートの拡張子を「.less」としてリンク要素で埋め込みます。
<link rel="stylesheet/less" href="style.less" />
次に、less.jsを読み込みます。(順番が逆ではいけません)
<script type="text/javascript" src="less.js"></script>
これであとはless.jsさんがstyle.lessの中身をLESSルールに則って展開してくれます。
※本稿執筆時のバージョンは1.0.22。IEではエラーが発生。
ChromeはローカルでのテストのみXmlHTTPRequestの都合上動きません。
nettuts+でチュートリアル動画が公開されていましたので、こちらもご参考迄。
Quick Tip: You Need to Check out LESS.js | Nettuts+
こんなふうに活用したい
静的なページスタイルを全てJavaScriptに依存してしまうのは、よろしくない。
現状の使い道としては、ローカルテスト用としてJavaScript版を使用して、
本番化の際にはRubyで書き出してリンクを貼りなおす、といった感じでしょうか
ただ、せっかくJavaScriptで開発してくれているので、
JSLintやZen-Codingのようにエディタのプラグインとして導入して、
編集しながら簡単に展開出来る!という形になれば素晴らしいですね。
Zen-Coding + LESSで開発速度が一気に加速しそうです。
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