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IE6を安らかに眠らせる為にWeb制作者が出来ること

この記事は賞味期限切れです。(更新から1年が経過しています)

既にサポートがとうの昔に終了を告げているIE6ですが、
そんな9年前のミルクのようなブラウザを未だに使用している人がいる事で、
Web制作者は頭を悩ませています。

そこで、Web制作に携わる立場から、
この現状で何が出来るのかをちょっと考えてみました。

腐った牛乳
Upgrade to Internet Explorer 8 | Microsoft Australia

旧バージョン対応作業料金を別途にする

2バージョン以前のブラウザでの動作保証には、
別途料金として何割かを上乗せをする、等。
その際、「旧バージョン対応作業料」等として明記しておく。

制作側の作業コストの補填は勿論ですが、
顧客サイドのブラウザのバージョンアップを促す効果も期待できると思います。

例えば、「最終顧客の社内システムがIE6依存の為、対応せざるを得ない」
というケースはかなり頻出しますが、
対応するのとしないのとで数字として明確な差があれば、
顧客社内でも、システムのバージョンアップを提案しやすくなるのではないでしょうか。

CSSを外してしまおう

かつてNetscape4.x対策として講じられた方法ですが、
そろそろIE6等にもあてがっても良い時期が来ているのではないでしょうか。
(もしくは、その時期はとうに過ぎ去っているような)

古いブラウザはCSSを外してしまう

Netscape4.xは、確かmedia属性を弄ったようなおぼろげな記憶がありますが、
IE6の場合はこんなコードで実現出来ます。(jQueryを使用しています)

if (typeof document.documentElement.style.maxHeight == "undefined") {
    $("link[rel=stylesheet]").remove(); // link要素のスタイルシートを削除
    $("style[type=text/css]").remove(); // style要素を削除
    $("<div>").prependTo( $("body")).load("browser-update.html");
}

最後の行はブラウザアップデートを促すメッセージを読み込む処理です。
cf) 「No More IE6」へのアプローチ

このような処理は、旧ブラウザを使用するユーザーに対して
それを使い続ける事のデメリットを分かりやすく伝える事が出来ます。
「セキュリティがどうの」などという当事者にとってはピンと来ない話をされるよりかは、
効果は期待できそうですね。

同時に、アップデートページへの導線も用意してあげれば、
リテラシーが低いユーザーさんも安心です。


と、制作者にとっては結構当たり前かもしれない事を淡々と流す記事になりましたが、
モダンブラウザに乗り換えないユーザーさんに共通して言えるのは
それを使い続ける事による明確なデメリットが見つからないからではないか、と考えています。

であれば、それを明らかな形として提示してみれば、
バージョンアップする動機が生まれるのではないでしょうか。

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